ギンビスミュージアム | お菓子に夢を！株式会社ギンビス

ギンビスミュージアムへようこそ！
ギンビスの歴史(れきし)や、おいしい
おかしの秘密(ひみつ)までご紹介(しょうかい)するよ！

1930年(ねん)5月(がつ)

東京都墨田区(とうきょうとすみだく)で宮本製菓(みやもとせいか)として創業(そうぎょう)

創業者(そうぎょうしゃ)：宮本芳郎氏(みやもとよしろうし)
妻(つま)・須美子氏(すみこし)
書(しょ)を趣味(しゅみ)とする宮本芳郎(みやもとよしろう)

1945年(ねん)3月(がつ)

東京大空襲(とうきょうだいくうしゅう)で営業所(えいぎょうしょ)・工場(こうじょう)を焼失(しょうしつ)するが、５月(がつ)には製菓工場(せいかこうじょう)を復旧(ふっきゅう)

1945年(ねん)9月(がつ)

中央区銀座(ちゅうおうくぎんざ)1丁目(ちょうめ)に営業所(えいぎょうしょ)を開設(かいせつ)し、
社名(しゃめい)を「銀座(ぎんざ)ベーカリー」と改(あらた)め、同時(どうじ)にレストラン銀座店(ぎんざてん)を開店(かいてん)

銀座(ぎんざ)ベーカリー銀座緑町店(ぎんざみどりちょうてん)
銀座(ぎんざ)ベーカリーレストラン
銀座(ぎんざ)ベーカリー
銀座本店(ぎんざほんてん)

1965年(ねん)4月(がつ)

第(だい)16回全国菓子博覧会(かいぜんこくかしはくらんかい)にて「バターしるこ」が名誉総裁賞受賞(めいよそうさいしょうじゅしょう)

1968年(ねん)1月(がつ)

古河新工場(こがしんこうじょう)が完成(かんせい)、稼働開始(かどうかいし)

1968年(ねん)10月(がつ)

「アスパラガスビスケット」発売(はつばい)

「アスパラガスビスケット」

1969年(ねん)

「動物四十七士(どうぶつしじゅうしちし)」発売(はつばい)

「動物四十七士(どうぶつしじゅうしちし)」

1974年(ねん)3月(がつ)

中央区日本橋浜町(ちゅうおうくにほんばしはまちょう)に本社社屋(ほんしゃしゃおく)（ギンビスビル）を建設(けんせつ)

1974年(ねん)4月(がつ)

社名(しゃめい)を株式会社(かぶしきがいしゃ)ギンビスに改称(かいしょう)

1975年(ねん)9月(がつ)

モンドセレクション　金賞(きんしょう)「アスパラガスビスケット」（第(だい)14回(かい)）

1978年(ねん)10月(がつ)

「たべっ子(こ)どうぶつバター味(あじ)」発売(はつばい)

たべっ子(こ)どうぶつ
発売初期(はつばいしょき)
たべっ子(こ)どうぶつ CM

1979年(ねん)9月(がつ)

モンドセレクション　金賞(きんしょう)「たべっ子(こ)どうぶつバター味」（第(だい)18回(かい)）

1998年(ねん)6月(がつ)

中国汕頭市(ちゅうごくさんとうし)にギンビス汕頭工場(さんとうこうじょう)（別法人合弁会社(べつほうじんごうべんがいしゃ)）を設立稼働(せつりつかどう)

2003年(ねん)3月(がつ)

１歳(さい)ごろから食(た)べられる「たべっ子(こ)BABY」発売(はつばい)

2003年(ねん)11月(がつ)

含浸製法(がんしんせいほう)の新製品(しんせいひん)「しみチョココーン」発売(はつばい)

「しみチョココーン」

2007年(ねん)

「たべっ子水族館(こすいぞくかん)」発売(はつばい)

2013年(ねん)9月(がつ)

「銀座(ぎんざ)＠ラスク」（現(げん)GINZA RUSK）発売(はつばい)

2013年(ねん)11月(がつ)

東京駅一番街(とうきょうえきいちばんがい)「東京(とうきょう)おかしランド」に
「ギンビスたべっ子(こ)どうぶつランド」を期間限定出店(きかんげんていしゅってん)

2015年(ねん)11月(がつ)

日本食糧新聞社(にほんしょくりょうしんぶんしゃ) 食品(しょくひん)ヒット大賞(たいしょう)で「たべっ子(こ)どうぶつ」がロングセラー賞受賞(しょうじゅしょう)

ロングセラー賞(しょう) たべっ子(こ)どうぶつ

2018年(ねん)12月(がつ)

一般社団法人日本記念日協会(いっぱんしゃだんほうじんにほんきねんびきょうかい)にて「たべっ子(こ)どうぶつの日(ひ)Ⓡ」（5/5）
「アスパラガスビスケットの日(ひ)Ⓡ」が正式登録(せいしきとうろく)

2019年(ねん)9月(がつ)

「白(しろ)いたべっ子(こ)どうぶつ」発売(はつばい)

2022年(ねん)6月(がつ)

日本(にほん)キャラクター大賞(たいしょう)にて「選定委員特別賞(せんていいいんとくべつしょう)」（たべっ子(こ)どうぶつ）を受賞(じゅしょう)

2023年(ねん)

45周年(しゅうねん)を記念(きねん)してリアルイベント「たべっ子(こ)どうぶつLAND」を２回開催(かいかいさい)

2023年(ねん)9月(がつ)

公式(こうしき)ECサイト「ギンビス・マーケット」がオープン

2023年(ねん)11月(がつ)

日経(にっけい)トレンディ「2023年(ねん)ヒット商品(しょうひん)ベスト30」で
「たべっ子(こ)どうぶつ」が24位(い)を受賞(じゅしょう)

日経(にっけい)トレンディ「2023年(ねん)ヒット商品(しょうひん)」ベスト30

2024年(ねん)

2020年(ねん)から日本全国(にほんぜんこく)で開催(かいさい)している「たべっ子(こ)どうぶつ」POP UP SHOPが合計(ごうけい)250店舗(てんぽ)を突破(とっぱ)

2024年(ねん)3月(がつ)

公式(こうしき)パズルゲームアプリ「たべっ子(こ)どうぶつTime」がリリース

2024年(ねん)9月(がつ)

キッズユニット「たべっ子(こ)キッズ」が
デビューシングル「ツブウド・コッベタ」をリリース

「ツブウド・コッベタ」
ジャケット写真(しゃしん)
たべっ子(こ)キッズとたべっ子(こ)どうぶつ集合写真(しゅうごうしゃしん)

2025年(ねん)5月(がつ)

映画(えいが)「たべっ子(こ)どうぶつ THE MOVIE」が公開予定(こうかいよてい)

たべっ子(こ)どうぶつやアスパラガスなど、焼(や)き菓子(がし)の老舗(しにせ)メーカーとして、ギンビスという社名(しゃめい)に聞(き)き覚(おぼ)えがある人(ひと)は多(おお)いのではないでしょうか。でも、意外(いがい)と知(し)られてないのがその由来(ゆらい)。「ギンビスっていう社名(しゃめい)にはどんな意味(いみ)があるんですか？」と私(わたし)たちもよく聞(き)かれます。実(じつ)は、ギンビスという社名(しゃめい)は「銀座(ぎんざ)」＋「ビスケット」なんです。

1930年(ねん)に墨田区(すみだく)で創業(そうぎょう)した私(わたし)たちは、1945年(ねん)に名称(めいしょう)を「銀座(ぎんざ)ベーカリー」と改(あらた)め、銀座(ぎんざ)に営業所(えいぎょうしょ)とレストランをオープンいたしました。そして「銀座(ぎんざ)で一番(いちばん)おいしいビスケットを作(つく)ろう！」という決意(けつい)の下(もと)、お菓子作(かしづく)りに邁進(まいしん)してまいりました。当時(とうじ)の主力商品(しゅりょくしょうひん)「ギンビスコ」は、全国菓子博覧会(ぜんこくかしはくらんかい)で名誉大賞(めいよたいしょう)を受賞(じゅしょう)し、名実(めいじつ)ともに一番(いちばん)となりました。

こうして、「銀座(ぎんざ)」と「ビスケット」へのこだわりから、1974年(ねん)に社名(しゃめい)を「ギンビス」と改称(かいしょう)しました。銀座(ぎんざ)で一番(いちばん)おいしいビスケット。この美味(おい)しさは、今(いま)もギンビス商品(しょうひん)すべてに受(う)け継(つ)がれているんですよ。

こんにちは！
皆(みな)さんが召(め)し上(あ)がっているビスケット。小麦(こむぎ)を原料(げんりょう)とした生地(きじ)を焼(や)いて作(つく)りますが「生地(きじ)が生(い)きている！」と聞(き)いたら、びっくりするのではないでしょうか？
ビスケットの生地(きじ)は、小麦(こむぎ)を主(おも)な原料(げんりょう)として、砂糖(さとう)や水(みず)などいろいろなものを加(くわ)えて作(つく)ります。このレシピはもちろん門外不出(もんがいふしゅつ)のギンビスの秘伝(ひでん)。長年培(ながねんつちか)われてきた経験(けいけん)や工夫(くふう)が存分(ぞんぶん)に生(い)かされているんです。

練(ね)りあがった生(う)まれたての生地(きじ)は、人(ひと)の耳(みみ)たぶぐらいの温(あたた)かさ。焼(や)き始(はじ)めはしっかりとふくらみ、その後少(あとすこ)ししぼんで形(かたち)が落(お)ち着(つ)きます。オーブンから出(で)てくると冷(ひ)えて生地(きじ)が引(ひ)き締(し)まり、さらにパッケージに詰(つ)められる直前(ちょくぜん)まで状態変化(じょうたいへんか)は絶(た)え間(ま)なく続(つづ)きます。この変化(へんか)は「いきものと同(おな)じ」と現場(げんば)の担当者(たんとうしゃ)は口(くち)をそろえて言(い)います。

ラインの担当(たんとう)はビスケット作(づく)りの大(だい)ベテラン。気温(きおん)や湿度(しつど)の変化(へんか)があっても、いつも一定(いってい)の条件(じょうけん)で焼(や)き上(あ)がるよう、工場(こうじょう)の内部(ないぶ)やラインを匠(たくみ)の技(わざ)で管理(かんり)しているんです。おいしい「ギンビスの味(あじ)」になっているか、焼(や)き上(あ)がったばかりのビスケットを一口食(ひとくちた)べただけでわかるようになるには、何年(なんねん)もの経験(けいけん)が必要(ひつよう)とのこと。おいしくなるように、しっかりと気持(きも)ちを込(こ)めて生地(きじ)を作(つく)れば、生地(きじ)がそれに応(こた)えてくれる。本当(ほんとう)にお菓子作(かしづく)りが好(す)きだからこそ、生(い)きている生地(きじ)の声(こえ)を聴(き)くことができるんですね。

“クリスタルプレステージ記念トロフィー” 最高金賞、金賞、銀賞、銅賞を10年間連続して受賞した企業に授与されるトロフィー “最高賞金賞メダル” 2002年（フランス・パリ）「たべっ子BEBY」で受賞

皆(みな)さんは、モンドセレクションをご存知(ぞんじ)ですか？1961年(ねん)にベルギーで始(はじ)まったモンドセレクションは、食品(しょくひん)などの消費生活製品(しょうひせいかつせいひん)の品質(ひんしつ)を評価(ひょうか)する制度(せいど)。品質(ひんしつ)に応(おう)じて最高金賞(さいこうきんしょう)・金(きん)・銀(ぎん)・銅(どう)といった優秀品質賞(ゆうしゅうひんしつしょう)を与(あた)えており、日本(にほん)でもさまざまな食品(しょくひん)が受賞(じゅしょう)しています。

時(とき)は1975年(ねん)。おいしいビスケット作(づく)りに自信(じしん)を深(ふか)めていたギンビスは、まだ日本国内(にほんこくない)では無名(むめい)だったベルギーのモンドセレクションに審査(しんさ)を受(う)けられるかどうかを打診(だしん)します。ビスケットはもともとヨーロッパのお菓子(かし)です。日本(にほん)で作(つく)ったビスケットが、本場(ほんば)のヨーロッパでも通用(つうよう)するのだろうか・・・。そんな不安(ふあん)もありつつ、一番(いちばん)の自信作(じしんさく)「アスパラガスビスケット」を出品(しゅっぴん)しました。

審査(しんさ)の結果(けっか)、めでたく金賞(きんしょう)を受賞(じゅしょう)。ギンビスが長年追求(ながねんついきゅう)してきたおいしい焼(や)き菓子(がし)が世界(せかい)で認(みと)められ、社内(しゃない)は大(おお)いに沸(わ)きました。当時(とうじ)、国内(こくない)で大(だい)ヒットしていた「アスパラガス」の受賞(じゅしょう)が、広(ひろ)く国内(こくない)の食品(しょくひん)メーカーにモンドセレクションが知(し)られるきっかけのひとつとなったのだとか。
モンドセレクションが広(ひろ)まるきっかけのひとつが、ギンビスのアスパラガスにあったかもしれないなんて、ちょっと面白(おもしろ)いですね。

いろんなどうぶつの形(かたち)がいっぱい入(はい)ったたべっ子(こ)どうぶつ。皆(みな)さんは、いったい何種類(なんしゅるい)あるか数(かぞ)えてみたことはありますか？

答(こた)えは46種類(しゅるい)。どうぶつの形(かたち)のビスケットにどうぶつ名(めい)が英語(えいご)で書(か)かれていて、お子(こ)さんの知育(ちいく)にもつながりますよね。
さて、見(み)た目(め)のかわいいどうぶつのビスケットは世界中(せかいじゅう)で売(う)られていますが、その大半(たいはん)がプリント、つまり印刷(いんさつ)だけでどうぶつを表現(ひょうげん)していて、たべっ子(こ)どうぶつのように形(かたち)までちゃんとどうぶつにしている商品(しょうひん)は少(すく)ないんです。
さらに薄焼(うすや)きのビスケットで、どうぶつの名前(なまえ)が刻印(こくいん)されていて、その種類(しゅるい)がなんと46種類(しゅるい)もあるのには驚(おどろ)きですね！

ビスケットは、ふっくらとおいしく焼(や)き上(あ)げなくてはなりませんが、文字(もじ)や絵(え)をプリントすると、その部分(ぶぶん)で焼(や)きムラが発生(はっせい)し、生地(きじ)が上手(うま)く膨(ふく)らまないことがあります。しかも、ビスケットの形状(けいじょう)が違(ちが)えば焼(や)きムラも全て違いますから大変です。なので、たべっ子(こ)どうぶつのようないろいろな形(かたち)のビスケットをふっくらおいしく焼(や)き上(あ)げるのは簡単(かんたん)にできることではないのです。え、じゃあどうやってやっているかですって？それは・・・企業秘密(きぎょうひみつ)です！

そんなロングセラー商品(しょうひん)のたべっ子(こ)どうぶつですが、発売当初(はつばいとうしょ)はこれまでになかったピンクのパッケージということもあり、なかなか売(う)れませんでした。食感(しょっかん)や厚(あつ)みなど、さまざまな商品改良(しょうひんかいりょう)に取(と)り組(く)みながら、売(う)れるまでに一年(いちねん)もかかったそうです。おいしいお菓子(かし)は、苦労(くろう)して生(う)まれるものなんですね。

ギンビスといえば「アスパラガス！」というぐらい、多(おお)くのお客様(きゃくさま)に愛(あい)されているアスパラガスビスケット。発売(はつばい)から55年以上(ねんいじょう)たった今(いま)でも、その人気(にんき)は衰(おとろ)えることを知(し)りません。そんなアスパラガスには、実(じつ)は人知(ひとし)れぬ工夫(くふう)が隠(かく)されているのです。

アスパラガスには8つの節(ふし)があります。この節(ふし)が独特(どくとく)の食感(しょっかん)を生(う)み出(だ)し、美味(おい)しさの秘訣(ひけつ)となっています。しかし、形(かたち)を崩(くず)さずに均一(きんいつ)に焼(や)き上(あ)げることはとても難(むずか)しく、開発当初(かいはつとうしょ)は焦(こ)げてしまったり、反対(はんたい)に生焼(なまや)けだったりと試行錯誤(しこうさくご)の連続(れんぞく)だったそうです。その後(ご)、研究(けんきゅう)に研究(けんきゅう)を重(かさ)ねた結果(けっか)、現在(げんざい)のアスパラガスが誕生(たんじょう)しました。

また、発売当時(はつばいとうじ)は日本(にほん)が戦後(せんご)の混乱期(こんらんき)であり、野菜(やさい)のグリーンアスパラガスは庶民(しょみん)がほとんど目(め)にすることがない高級食材(こうきゅうしょくざい)でした。完成(かんせい)したビスケットの形(かたち)がグリーンアスパラガスに似(に)ていたことから「アスパラガスの形(かたち)をした美味(おい)しいお菓子(かし)をお茶(ちゃ)の間(ま)に」との思(おも)いを込(こ)め「アスパラガスビスケット」と名付(なづ)けられたんです。

そんなアスパラガスビスケットも、発売当時(はつばいとうじ)から少(すこ)し進化(しんか)しているんですよ。例(たと)えば、新(あたら)しいオーブンを導入(どうにゅう)すると、レシピや温度管理(おんどかんり)などの条件(じょうけん)がすべて同(おな)じでも微妙(びみょう)に味(あじ)が変(か)わってしまいます。こうした変化(へんか)に対応(たいおう)するため、これまでに何度(なんど)も型(かた)や焼(や)き加減(かげん)を工夫(くふう)し続(つづ)け、「味(あじ)と品質(ひんしつ)」を守(まも)り続(つづ)けてきました。